ミッドナイト・イン・パリ!!!
先日から、この鮮やかなゴッホ調の宣伝ポスターに惹かれ、気になっていたので見てきました。
ついてきてくれたのは、夏からフランスに哲学を学びに行くE女史。なんとなく疲れた心もパリの街並みでも見れば晴れるような気がしてBunkamuraへ。
(ちなみにBunkamuraで初めて映画を観たのですが、それこそお洒落っぽくしている、黒ぶち眼鏡に半ズボンな彼氏と渋谷よりも六本木ヒルズにいそうなオーラのあるお嬢さんのカップルがコピーしたみたいに3組位映画館にいて面白かった。)
ウディ・アレン監督の映画も最近のものを一つ知っているくらいでしたが、ヨーロッパっぽいアメリカ映画を撮られている印象。
(あらすじ)
婚約者イネズとその両親(お金持ち)とアメリカから観光にやってきたギル。
かねてから1920年代のパリに猛烈な憧れを抱くギルは、原作のある映画脚本を作るつまらない仕事をやめて、美しいパリに移り住んで小説を書くことを夢想している。
しかし、そんな彼と「パリは観光するところ!住むならリゾートがいいし、アメリカからは出たくない!」なイネズ(そして彼女の両親とも)の意見はことごとく食い違っていて、彼らとの旅行もいまいち楽しくない。
そんなある夜、ギルは一人でパリの街を散策することに。午前0時の鐘の音とともに、どこからかやってきたクラシック・カーに乗ることになったギルは、なんと1920年代のパリにタイムスリップしてしまう!!
社交クラブに行けばフィッツジェラルド夫妻やヘミングウェイに出会い、モンマルトルを歩けばピカソやマティスが創作活動をしていて、静かなバーにはダリもマン・レイもいる!!!
すっかりはまってしまったギルは、夜な夜なタイムスリップを繰り返し、回顧主義の男を主人公にした自らの小説を批評してもらいながら、必死で書き直し始める。
さらには、当時のアーティストや作家たちを虜にしていたアドリアナに恋したことで、タイムスリップ先でロマンスも始まってしまう・・・・
(感想)
映画が終わったあと、静かなE女史に「どうでした?」と質問したところ、「アメリカ人が撮ったフランスを舞台にした映画だね」と極めて冷静な反応。
確かに、アメリカ人ならみんな知ってる人たちもやったら出てくるし、「パリ!!すてき!!!あこがれ!!!!」という雰囲気がびんびんにでていて、映画の中にナチュラルにパリが織り込まれている(気がする)生粋のフランス映画とは異なるかと。
でもでも、アメリカ流の素直なロマンチックさが一般大衆にも幅広く受ける感じで、娯楽映画としてはなかなかの一品なのでは、と思いました。
今日はこのへんで。
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