5/12/2012

【book review】三浦しをん きみはポラリス

本のレビュー。
今日は、三浦しをんの「きみはポラリス」です。

三浦しをんは最近になってぽつぽつ読み始めました。
いまどきあんまり読めない古風さのある丁寧な文体と、漫画ちっくなキャラ立ちが徹底されつつ、適度な複雑さが味わえて、読みやすい。

この本は恋愛について本気だして考えてみた短編集。あわ~い少年愛とBLの中間色の2本の小説に挟まれて(笑)いろんなテーマで、さまざまな角度から、ストーリーがつづられています。

謎の多い彼氏とのハチャメチャだけど夢と愛たっぷりに生きるロマンチックな話「森を歩く」、
貧乏で結婚する予定立てられないし同居中の彼氏への不満もたくさんある主人公が、ちょっと妙な遠回りをしつつふたりで生きることを考えていく「優雅な生活」が好きでした。

「骨片」もよかったけど少しさみしかったかな。
小粒でもぴりりと辛い小説が多いので、一風変わった恋愛小説が読みたい方にお勧めしたいです。ひねくれ者でも素直に読めます。

(以降、勝手な意見)著者はエッセイからも伺える通り、BLばっちこいな方であるため、良く「なんとはなしBL」を書かれます。が、どうやら愛がありすぎて(そして、恐らく敬愛する作家さんなどもたくさんいらっしゃるのでは)BL系のお話になるとどうにも他の作品に見られるような勢いが若干なくなる気がします。好きだからこそ本領発揮できなかったり、ついつい好きなシチュエーションばかり書いてしまう、なんてことがあるのですかね。

今日はこのへんで。

5/03/2012

はじめの一日

書くことをはじめようと思いました。

主に、経験したことを考察したり、さまざまなもののレビューを書いたりするブログにします。

私は東京に住んでる働く女子です。
いろんなことに心うつりしながら、ちょっと現実から離れ気味に生きています。
好きなことは読書、映画、好きな場所で好きな人たちと話したり、ご飯を食べたり、一人で過ごすこと。
走ったりヨガをしたり、写真も撮ったりします。極めてふつうの人間です。

ですが、ふつうの人間の微かな抵抗として、
「ここにいってみよう」とか「これを読んでみよう」、「これをやってみよう」とか、
読んだ方に思ってもらえるような文章を書けたらなあと思います。

今日は小雨の降る中、横浜の中華街に行ってきました。
http://goku-teahouse.com/index.php?page=shop02
ここでランチしたのですが、ねぎチャーシューごはんなるものはちょっとほっとするジャンクなご飯で
おいしかったです。
写真.JPG をスライド ショーで表示
ねぎチャーシューご飯。たまご乗っけるよ
本来は中国茶屋さんなので、今度はお茶を楽しみに行きたいと思いました。
落ち着いた店内で、そこそこの込み具合ですので、お勧めです。

その後、帰り道で本を買いました。
今日買ったのはこれ。

三浦しをん 「きみはポラリス」
最近無性に恋愛小説が読みたくて、短編を中心にあさっています。
読んだらまた感想をしたためます。

今日はこれでおしまい。