5/12/2013

三宿さんぽ

三軒茶屋周辺を散歩することの多い私ですが、今日は池尻大橋から三軒茶屋に向かって歩くという試みをしてみました。

246沿いは空気が悪いので、少し奥まった道に入っててくてく。

途中、こじゃれた飲み屋やイタリアンがちょこちょこあり、このへんの民度の高さを感じました。

目的は The Globe Anique http://www.globe-antiques.com/
こちらのアンティークショップ兼カフェに行くことでしたが、おしゃれカップルが沢山
のんびり遅めランチをされていたので、一人だと気後れしてスルー

そのうち、また雑貨の冷やかしとカフェを楽しむため行ってみたい。
年季の入ったお洒落なアンティーク家具が所狭しと並んでおり、なかなかの異空間。
外からみただけでもかなり楽しそうでした。

そんなこんなで、目的は、途中で看板が見えたこちらへ変更。
世田谷ものづくり学校http://setagaya-school.net/
廃校を改装し、企業やショップやカフェ、社会人大学の教室!などを誘致したおもしろい施設。

ずいぶん昔にメディアで特集されていて存在は知っていたのですが、
場所は今回初めて知ったので思い切って訪問して見ました。

常連さんが、あちこちで開催されている面白いワークショップに参加するべく
足を運んでいるイメージでした。
今日はスノードームを自分で作る講座が催されていて、かなり好奇心を刺激されました。
こちらのカフェ
で、一休み。ぼんやり趣味の勉強をしてきました。

のんびりしたり、アート意欲などを刺激するには最適な空間。
こういう施設、もっと増えればいいなと思います。


4/30/2013

【book review】色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

読みました。一気に!

村上春樹がかなり現代に寄り添って、いまの時代の普通のひとに寄り添って書いてるなぁと思いました。

端的にいうと、主人公の多崎つくるくんが、高校時代のかけがえのない友人グループから突如として追放された"歴史"、または傷跡を、十六年たってからおそるおそる紐解いていくお話。

不思議な偶然や、謎めいた大学の下級生や、年上の彼女、そして時の流れに導かれて、つくるくんは真実に迫って行きます。

誰もが既視感を感じるような、人が人生を重ねて、何かが永遠に失われていくエピソードが、今までになくわかりやすい例を持って示されていたと思います。

今回は、レクサスだとか、早稲田だとか、名古屋のなんとかかんとかとか、固有名詞や特定の地名が多いことも面白く感じました。

例によって、中流から上流階級の話が多いね。ところで、名古屋ではどんな評判なのか気になる。

わたしにも、かけがえのない、密度を持った高校時代、大学時代の友人たちがいるし、(彼らのほとんどはいまも近いところにいるけれど、たしかに、あの密度は失われている) なんだかよくわからないけど運命かなにかで思ってもない仕事についてなんとなく働いているし、好きな人をめぐる嫉妬やなんやかやもあるし、きらきらしていた憧れの人がある日輝いてみえなくなることも、誰かに憧れられていた自分があー、さえなくなってるなということもあるし、たまに大どんでん返しもあるし、

とにかく既視感。
ふしぎと、つくるくんを通して内省的になれるお話でした。

さらりと読めつつ、大事にかみしめたくなる本でした。

2/23/2013

【cinema reveiw】桐島、部活やめるってよ

やっと観ました。前評判通り、この映画はかなりくるものがあります。

学生時代、誰もが感じたことのある、所属部活やグループによるヒエラルキーを、

桐島くんというモテモテイケメンバレー部エースの突然の退部を軸に上から下から中から多面的に映し出して行く映画です。桐島くんは全く出てこないのもおもしろい。

鍵になるのは、冴えないけど、映画への愛が溢れてる映画部部員。
演じる神木くんはさすがの演技です。

それぞれがいろんな想いを抱えていて、個性的で、ほんとうはヒエラルキーや単純なグループなんかでくくれるものではないのです。

でも、なぜか、枠組みがないと生きていけない不思議な社会をあらわにしているように感じました。窮屈にしてるのは紛れもなく、中にいる自分たちなのです。

社会人になったいま、どんな人とも仕事していかなきゃいけないから、ヒエラルキーの混沌が起きてるな、と私は日々感じています。

だから、この映画から日常に思い当たることがあるというよりは、懐かしさのほうが強かったけれど。

高校生のサバイバルも大変だなーと思いました笑

ちなみに、音楽への愛着がつよい私としては、クライマックスで吹奏楽部のワーグナーがすごくよく効いてて、やっぱり音楽、つよいじゃん!と思ったϵ( 'Θ' )϶

私は多分吹奏楽部の部長さんタイプwwww

久しぶりの更新ですが、良い映画だったので観てすぐ投稿。





1/01/2013

サントリーホールにて年明け

これhttp://www.suntory.co.jp/suntoryhall/sponsor/2012/121231.html

にいってまいりました。
ウィーンフォルクスオーバー交響楽団は、ワルツとポルカが特に絶品とのことで、ワルツとポルカが多い内容でした。

メリーウィドウの、愛のワルツと、こうもりの序曲が好きでした。

ど素人ながらの感想ですが、シャンデリアがきらめく広間で、上品でありながら茶目っ気やウィットを効かせて踊っているウィーンのひとびとが映像で浮かんでくるような、リアルなリズム感があったと思います。

ワルツを演奏させたら世界一!みたいな謳い文句がつくのは、このリアルなリズム、楽譜を超えた生のダンス音楽としてのワルツのリズムが感じられるから、なのかもしれません。

筆者はクラシックと共に年明けを迎えるのは人生初でしたが、これは優雅で、なかなか楽しいものでした。

また行きたいな。つぎはぜひ、本場で楽しみたいものです。

2013年も、アートや素敵なものに触れたら、備忘録がてらここに記していけたらよいなと思うなど。