渋谷のTOHOシネマズでみてきた、最強のふたり。
http://www.gaga.co.jp/sp/cinemas/detail/saikyo-2
映像も音楽もどこか落ち着いて、けして明るい、ど感動の映画ではないんですが、しずかな暖かさと感動を齎す素敵な映画でした。
☆あらすじ
事故によって首から下が不随になった資産家のフィリップ。
自分の介護をする人間を雇うため面接をする中、失業手当目当てで「早く俺を落とせ!」と要求してくる黒人のドリスと出会う。フィリップはドリスを興味本位で雇うが、貧しい家庭で育ち、下ネタ炸裂の乱暴者に周囲は苦言を呈す。
しかし、フィリップはやがて、まっすぐで、障害にまったく気を使わずに接してくるドリスを深く信頼するようになる。
ドリスもまた、フィリップの深い孤独を理解し、生き方が変化して行く。そうしてふたりには不思議な友情が生まれて行く。
この映画、上で書いたようなあらすじの字面よりもほんとに淡々と、現実を見据えた視点から見ている側に感動を与えてくる上品な映画です。
フィリップと免許持ってないドリスがマセラティ(!!)でパリの街を疾走するシーンはなんだかとても素敵です。
この映画がフランス映画であることも、嫌味のない不思議な上品さを可能にした点かもしれない。
おすすめです!